さて、今回は、「インターンシップって何?」についてお話しします。
インターンシップとは、大学3年の春〜夏頃の時期の学生を対象に企業が行う、大学生向けの就業体験のことです。
大学生がその企業の仕事内容を知り、自分自身との相性を事前に確認することで、入社後のミスマッチを防ぐことができる制度です。また、企業側も自社の魅力を多くの学生に伝える場として利用できるチャンスと捉えているようです。
参加したからといって必ずしも就職に有利に働くとは言えませんが、「インターンシップに参加した優秀な学生を採用に結びつけたい」という企業の思惑は確実にあるようです。
採用に有利になるかどうかはさておき、インターンシップを利用することには、さまざまなメリットがあります。
・希望する業界研究や企業研究に役立つ。自分とその企業との相性の善し悪しを肌で感じることができる。
・「会社内のナマの空気」に触れることが出来る。社会人としてのマナーやものの考え方をリアルに体験できる。
・応募書類作成や面接等の際、説得力のある自己アピールや志望動機が組み立てられる。
いずれも、会社の外からでは決して得ることのできない貴重な情報です。ぜひ積極的に申し込んでみましょう。
ただ、どの会社でも、インターンシップに参加できる学生数は非常に少ないようです。参加できなかったから、という理由でがっかりしたり、あきらめる必要はありません。本番の選考にしっかり挑みましょう。
インターンシップに参加する場合は、その段階で選考は始まっているという意識で取り組みましょう。また、参加したから採用は確実、と決して油断しないように!選考の本番は大学4年の3月以降ですよ!
インターンシップ期間は2週間程度の会社が多く、主な仕事内容は、社員の仕事の補助や職場見学、仕事中の社員に同席するなどの内容が多くなっています。
また、企業によっては、ユニークな内容の研修を準備しているところも多くなっているようです。
例えば、「企業の事業に関する課題についてグループごとに独自の解決策を打ち出し、最終日にそのアイデアや企画をプレゼンテーションする」(阪神電気鉄道株式界社)、「フィリピンのセブ島にあるグループ会社で、無料の語学留学プログラムを実施」(ネオキャリア)などです。
なお、2016年卒業予定者向けのインターンシップは、春〜夏期だけでなく、秋〜冬にも開催されたようです。時期を長期化することで、企業は自社の広報活動にもこの制度を利用している傾向が見られます。
大学3年生になる皆さん!乗り遅れないよう、志望企業のインターンシップについてしっかり情報を得ておきましょうね!
インターンシップ情報を得られる主なサイトです。
・インターンシップJAPAN
・インターンシップ総合研究所
・インターンシップ・キャンパスウェブ
・@インターンシップ
他にも多くのサイトがあります。また、学校の就職課などでも情報が得られるでしょう。積極的にチェックしてみてください。